日本の原生林保護運動のページ。 ブナ原生林から自然・社会・文化・環境を発信。

キノコの生態学的分類とキノコの役割

キノコの役割

キノコの役割

キノコの偉大な役割として、二つあります。

  • ひとつは分解者・還元者としての役割(生態系循環システム)です。
  • もうひとつは、森の水分と栄養の輸送者の役割(生態系共生システム)です。

このふたつの偉大な役割によって
地球の自然生態系の循環システムと共生システムは維持されているのです。

もしこのようなキノコの役割がなくなれば、
人間でさえも生きてはいけなくなります。

キノコは、腐生菌と菌根菌に分類することができます。

◆ 腐生菌生態系循環システム

腐生菌とは、死んだ植物を分解するキノコのことです。

ナメコやシイタケやマイタケやナラタケやクリタケがその例です。

キノコたちは地球の掃除屋さんです。

分解者と還元者の役割を果たしています。

ちょっと飛躍しますが、

植物は有機物の生産者、

動物は有機物の消費者、

菌類は有機物の無機物への分解還元者

です。

このような意味で

腐生菌は地球の生態系循環システムを担っているのです。

◆ 菌根菌生態系共生システム

菌根菌とは、生きている植物と共生しているキノコのことです。

マツタケやアミタケやシメジやフウセンタケやベニタケなどがその例です。

まだまだたくさんあります。

目に見えない顕微鏡でしか見えない菌根菌もたくさんあります。

例えばアーバスキュラー菌根菌です。

菌根菌は森全体に菌糸を張り巡らして、

土の中にある水やミネラルなどを吸収して、

植物(草や木)に送っています。

チッソ・リン・カリウムも送ります。

植物はそのお返しとして、

光合成で作った糖分というご飯を菌根菌に送ります。

このような植物と菌根菌の共生関係を菌根共生と言います。

(まとめ)

地球の腐生菌循環システム

  • 腐生菌は植物(時として動物の遺体も。動物は主にバクテリアが分解します。)を分解して、炭酸ガスに還元してくれます。
  • もし腐生菌のこのような働きがなかったら、地球には樹木や草が未分解のまま残存しつづけるということになります。もし腐生菌の働きがなっかったら、地球は有機物のゴミの山になり、大気にある炭酸ガスも有限な資源ですから、100年ほどでなくなってしまいます。
  • 植物は大気にある炭酸ガスと地中にある水を使って無機物から有機物を作ります(光合成)。その有機物を再び無機物に分解還元するのは、腐生菌の役割です。

なお、参考までに;ミミズなどは分解者ではなく解体者です。

  • このようにして腐生菌は地球の循環システムを担っているのです。

地球の菌根菌共生システム

菌根菌は植物に

チッソヤリンやカリウムや水やミネラルなどの無機栄養を

森じゅうの草木に送ることによって

地球の陸上生態系を原点から支えています。

powered by Quick Homepage Maker 4.53
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional